少々値がはったのですが、私が最も尊敬する新潟県人である良寛... ▼続きを見る 少々値がはったのですが、私が最も尊敬する新潟県人である良寛の書による百人一首、この機会をのがすと手に入らないように思われ、退職後の楽しみにと思って購入しました。存在は知られていたものの、ずっと行方知れずになっていた作品を、良寛研究家で有名な元新潟大学書道科教授の加藤僖一氏が収集して発刊にこぎつけた、数奇な運命をたどった百人一首の書でもあります。 ちなみに新潟日報事業社の「良寛百人一首」は当然ですが、百人一首がすべて揃っています。詠み人と漢字の混ざった歌の良寛の書に、現代漢字での書もついていて、それを読めば何が書かれているかわかるようになっています。漢字だといまいちどの句だったか思い出しにくいのですが、高校時代に覚えることを必修とされたひらがな主体の句が小さくそえられており、すべてを比較して読むと大変味わいのあるものです。紙質もしっかりとしたよいもので、購入してよかったと思います。私にとっては一生ものの宝物です。 ▲閉じる |