文芸・自伝・エッセー・評論

小説『坊っちゃん』のモデルと言われた男 関根萬司評伝

1,320(税込)

数量

この商品について問い合わせる

アイテム説明
新潟県上越市にある関根学園高等学校の創立者、関根萬司。
その萬司が自らの親族であり、夏目漱石の代表作『坊っちゃん』のモデルの一人ではないかと言われていることを知った著者関根則男氏が、萬司の足跡を辿る。
家族に支えられ、教育者として懸命に生きた関根萬司の人物像とその生涯とは―


著者:関根 則男
発売日:2023年10月31日
仕様:四六判、ハードカバー
ISBN:9784861328411 C0023


関根 則男(せきね のりお)
1958年 新潟県柏崎市小島出身
1981年 東洋工業株式会社(現マツダ自動車)入社
千葉マツダ自動車株式会社 代表取締役副社長
新潟マツダ自動車株式会社 代表取締役社長
北陸マツダ自動車株式会社 代表取締役社長
マツダ株式会社国内営業本部 副本部長
一汽マツダ汽車有限公司 董事兼総経理(中国国営企業第一汽車との合弁会社社長)
マツダ株式会社中国事業本部 本部長(中華人民共和国・台湾担当)
2021年 マツダ株式会社定年退職
2022年 A&I Trading Corporation代表兼著述業


 

 
  • システム商品コード
    :000000000892

商品レビュー

  • 宝島さん

    評価1
    評価2
    評価3
    評価4
    評価5

    5

    2023/12/02 09:38

    この本の主人公は、漱石文学の研究者(故人)に夏目漱石の小説「坊っちゃん」のモデルの一人ではないかと紹介された人物のようである。
    しかし、著者は主人公の親族のようであるが、この著書ではモデル説に対して肯定も否定もしないニュートラルな立場で主人公を描いている。その点は面白いし、事実をベースにした創作としているが内容全体に信憑性を与えている。
    それよりも、この本では明治時代の教育のリアルな姿や、夏目漱石や島崎藤村、滝廉太郎の知られざるエピソードがリアルに描かれている点が面白い。
    そのほかにも、主人公の周辺で起きた蒋介石の日本留学の逸話や日本のスキー導入のきっかけが八甲田山の遭難事件が関係していたなど、読んでいてトリビアがたくさんある内容だった。
    二回位読むと丹念な取材によって書かれた一冊であると分かる。

  • T.Tさん

    評価1
    評価2
    評価3
    評価4
    評価5

    5

    2023/11/01 10:05

    明治という時代が生々しく蘇るドキュメンタリーとして興味深く読了しました。また優れた人物描写と史実の裏側にあった背景など丹念に調査された内容だと思います。

レビューを書く

最近チェックしたアイテム